2005年第01節0-4FC東京

比較対象となる試合を記憶から検索するのが困難なほど、酷い試合だった。
数ヶ月ぶりに会った仲間達との挨拶もそこそこに、一人、帰路についた。

思い出したのは、アルビレックス新潟を見始めた頃の事。

故郷に、プロサッカーチームがあるなんて、夢のようだった。
毎試合、夢中だった。
東京や川崎や埼玉の、大企業を母体にしたチームと戦う。
毎試合、必死だった。
「頑張って応援してる」なんて思ってなかった。
何かに突き動かされてた。
手のひらが皺に沿って割れて、血がにじむまで応援してた。
翌日、声が枯れて出なかった。
でも、勝った後の帰りの新幹線の中、何よりも幸せだった。
二の腕の、ふくらはぎの、筋肉痛が、誇らしくて、心地良かった。

このシーズンオフ、俺は慢心してなかったか?

市陸での試合、初めて市役所の壁にビッグフラッグが掲げられたあの瞬間を、忘れはしない。
昇格を決めた翌日の夕方、新潟駅を出た後、新幹線の車窓から見た、県庁の窓の明かりで作った「祝 J1」のモザイク文字を忘れはしない。

初めて関東で冬を越した20歳のとき、詐欺だと思った。
晴天つづきの冬に、「こんなのは冬じゃない」と思った。
新潟は、こんなに大きなハンディを背負わされていたのだと、初めて知った。

「太平洋ベルト地帯」で雪かきもせず育った連中に、負けてたまるか。
これが、俺の、原点だ。

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DORO について

アルビレックス新潟とハードSFとメジャーなキャラクターじゃないぬいぐるみが好き。破れたハートを売り物にして生きてます。「つまらぬ、とるにたらぬやさしさから、自分の得たものをひとにゆずり、結局ふと気づいてみれば、ひとの世話だけやくものになっている、そんなばかなやつ(by 斎藤惇夫)」です。
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2005年第01節0-4FC東京 への1件のフィードバック

  1. Unknown より:

    リンク貼ってもらってありがとうございます!このサイトも俺のサイトにリンク貼らせてもらってよろしいですか?俺はまだアルビレックスの試合の観戦数が明らかに少ないです。しかし数年かけて見まくって必ずDOROさんのような素晴らしいサポーターを目指します!

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